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3月15日(木)に筑波大学東京キャンパスにて行われた統計数理研究所主催のシンポジウム「新しい金融データ分析とリスク管理手法」に参加しました.

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2月9日(木)に名古屋大学で行われた電子情報通信学会名古屋大学学生ブランチ講演会で講演しました.

  • 強化学習のファイナンスへの応用
    松井藤五郎

第8回SIG-FIN研究会

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1月28日(土)に東京大学本郷キャンパスで行われた第8回ファイナンスにおける人工知能応用研究会(SIG-FIN)に参加しました.

情報処理学会誌 02/2012

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情報処理学会誌2月号が届きました.

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7月7日(木)から8日(金)にかけて日本IBM本社で行われた第1回テキスト・マイニング・シンポジウムに参加しました.

担当授業の都合により,共著での発表があった最後のセッションだけの参加でした.

この発表に続いて関西学院大学の羽室行信さんと岡田克彦さんの発表があり,発表された技術を用いて実際にファンドを設立されるとのことです.

私たちが研究している技術はファンド運用のためのものではないのですが,社会の役に立つよう研究を勧めていきたいです.

FIA Japanテクノロジー委員会セミナー

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6月6日(月)に東京証券取引所で行われたFIA Japanテクノロジー委員会セミナー「アルゴリズム取引の紹介—誰が,どのように利用しているのか」に参加しました.

実務者向けの話でしたが,それゆえとても勉強になりました.

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6月1日(水)から3日(金)にかけて岩手県盛岡市で行われた人工知能学会全国大会の三日目に参加しました.

この日は,WebマイニングとHAI(ヒューマン・エージェント・インタラクション)のセッションに参加しました.

興味があった研究を紹介します.

ポーカーの研究ということで,同じ問題が複利型強化学習でも使えないかと思ったのですが,かなり状態数が多くなるため難しそうです.

今年もとても有意義な大会でした. 来年もぜひ参加したいと思います.

6月1日(水)から3日(金)にかけて岩手県盛岡市で行われた人工知能学会全国大会の二日目に参加しました.

午前は,私がオーガナイザーと座長を務めたオーガナイズド・セッション「ファイナンスにおける人工知能応用」を行いました.

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ここで,まず,次の発表を行いました.

  • 複利型強化学習を用いた国債銘柄選択
    松井藤五郎, 後藤卓, 和泉潔, 陳昱.
    2011年度人工知能学会全国大会, 2H1-OS18-4 (2011)
  • ファイナンスにおける国債銘柄問題を強化学習におけるn本腕バンディット問題に定式化する方法を提案し,複利型強化学習の有効性を示したもの.

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続いて,共同研究でお世話になっている三菱東京UFJ銀行の後藤卓さんに「銀行と人工知能」についての招待講演をしていただきました.

銀行の資産管理において,データ・マイニングをリスク分析に,マルチエージェント・シミュレーションを顧客行動分析に,そして意志決定支援をシナリオ作成に使いたいというお話でした.

この他,次の2件を共著で発表しました.

  • テキスト分析による業種別平均株価の動向推定.
    和泉潔, 池田翔, 石田智也, 中嶋啓浩, 松井藤五郎, 吉田稔, 中川裕志, 本多隆虎.
    2011年度人工知能学会全国大会, 2H1-OS18-6 (2011)
  • 日経新聞の記事から,共起分析,主成分分析,重回帰分析を用いて業種別平均株価のTOPIX超過リターンの動きを予測する研究.

  • ニュース記事クラスタリングによる取引高予測の試み.
    吉田稔,中川裕志, 石田智也, 中嶋啓浩, 松井藤五郎, 和泉潔, 池田翔, 本多隆虎.
    2011年度人工知能学会全国大会, 2H1-OS18-7 (2011)
  • 個別銘柄について,日経新聞の記事見出しから,LDAを拡張したDELSAという手法を使って記事のトピック推定とクラスタリングを行い,その日の出来高の大小を予測する研究.

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午後は,SF作家の瀬名秀明さんによる招待講演「なぜミクロスはスネ夫並みの知能なのか」を聴きました. 瀬名さんのお父さんは中部大学でインフルエンザ・ウィルスの研究をしている鈴木康夫さん,瀬名さんも薬学博士の博士号を持っています.

今回は,瀬名さんが書かれた『小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団』についてのお話でした.

ミクロスというのは,ドラえもんの道具で人工知能が与えられるスネ夫のラジコン・ロボットの名前です. 原作マンガでは「人間並み」とされていたミクロスの知能が,1986年公開の映画『ドラえもん のび太と鉄人兵団』では「スネ夫並み」とセリフが変わっていることを指摘し,「スネ夫並みの人工知能」を目指して研究した方が,「人間並みの人工知能」を目指して研究するよりもイメージが具体化されていいのではないかと提案されました.

また,前作ではドラえもんが敵ロボットを味方につけるために人工知能コンピューターを力ずくで改造しますが,新作ではこれをピッポというかわいらしいヒヨコ型ロボットに変えて説得するということ,また,リルルという女の子型の敵ロボットには優しくするのに昆虫型の敵ロボットとは問答無用で戦うことから,人間とロボットの関係,また,人工知能と身体性について,人工知能にかわいらしさや美しさは必要かという問題を提起されました.

この他にも,鉄人兵団だけで人工知能についてそこまで語れるのかというほど深いお話で,とても面白い講演でした. ぜひバギーちゃんについての話も聴きたいです.

講演の主題となった本と,瀬名さんが講演の中で「研究者の皆さんにぜひ読んで欲しい」と勧められていた本を紹介します.

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夜は,小岩井農場での交流会に参加しました.

到着時は小雨で天候が心配されましたが,途中から雨も上がって良かったです.

最後に,来年は山口で4日間の開催となることが発表されました.

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5月26日(木)に関西学院大学東京丸の内キャンパスで行われた電子情報通信学会「人工知能と知識処理(SIG-AI)」研究会で招待講演を行いました.

タイトルは「Web上のテキストから金融市場が予測できるか—金融テキスト・マイニング研究の紹介」で,東京大学の和泉潔さんと一緒に講演しました.

まずはじめに,和泉さんが,なぜテキスト・マイニングを行うのか,どんな研究が行われていのるかを紹介しました. 続いて,私が,どんな技術が使われているのか,どんなことを考えなければならないのか,実際にやってみるとどうなるかを話しました. 最後に,再び和泉さんが,共同研究でやっている研究の内容を紹介しました.

このような講演をやらせていただくと,ふたんの研究発表では気がつかない広い視点に立って自分の研究を見ることができ,すくなくとも私にとってはとても良かったです.

ご招待いただきありがとうございます.

映画で知る金融の欲深い世界

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5月1日に届いた日経ヴェリタスの52-53面に,「映画で知る金融の欲深い世界」という見出しで,金融をテーマにした映画が紹介されていました.

ゴールデン・ウィークに鑑賞するのに良さそうなので,ここで紹介します.

見出しと作品は日経ヴェリタスで紹介されていたもので,説明文は私が書いたものです.

問題なのはシステムか個人か

最初に紹介されているのは,5月21日に公開される映画『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』. 2011年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門賞を受賞した作品(2010年公開).

キャピタリズム』は,マイケル・ムーア監督が2008年のリーマン・ショックによる世界同時不況のカラクリを暴くドキュメンタリー(2009年公開).

素晴らしき哉、人生!』は,サブプライム問題で話題になった住宅金融が登場する古典映画(1946年公開).

IT成功物語 鮮やかに

ソーシャル・ネットワーク』は,Facebook創業者マーク・ザッカーバーグさんの成功を描く物語(2010年公開). ただし,5月25日発売.

シリコン・バレーを駆け抜けろ!』は,99ドルPCでの成功に賭けた青年の物語を描いた作品(2002年公開).

バトル・オブ・シリコン・バレー』はAppleを設立したスティーブ・ジョブズさんとMicrosoftを設立したビル・ゲイツさんの若き日を描いたフィクション(1999年公開). AmazonではDVDが販売されていませんが,TSUTAYAにレンタルDVDがありました

銀行はこうして潰れた

マネー・トレーダー 銀行崩壊』は,1995年の阪神大震災後の日経平均オプション取引によってイギリスの名門銀行を破綻に追い込んだニック・リーソンさんの獄中手記を描いた作品(1999年公開).

ザ・バンク 堕ちた巨像』は,マネー・ロンダリングや武器密輸,麻薬取引などに関与して1991年に破綻した国際銀行BCCIをモチーフにした刑事アクション映画(2009年公開).

ウォール街 20年の移ろい描く

ウォール街』は,実在の投資家アイヴァン・ボウスキーさんをモデルにした主人公が繰り広げるウォール街での戦いを描いた作品(1987年公開).

ウォール・ストリート』は,『ウォール街』の続編(2010年公開). ただし,6月15日発売.

マネー・ゲーム 株価大暴落』は,証券取引所を舞台にしたトレーダーたちの戦いを描いた作品(2000年公開).

韓流が描く勢いと暴走

作戦 The Scam』は,チャート分析によって株式市場で稼ぐ韓国のデイ・トレーダーを主人公にした金融サスペンス(2009年公開).

ハゲタカ』は,企業買収をテーマにしたNHKのTVドラマを映画化した日本映画(2009年公開).

日経ヴェリタス本紙でどのように紹介されていたのかが気になる人は,『日経ヴェリタス5月1日号』をご覧ください.

AI magazine Winter 2010

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少し前に,AAAI学会誌冬号が届きました.

AI magazine, Vol. 31, No. 4

ファイナンス
  • Special Issue on Algorithmic Game Theory: Designing Markets for Prediction
    Yiling Chen and David M. Pennock
  • 予測市場とピア予測システムを含む予測メカニズムに関する文献をサーベイ. 特に,その設計プロセスに注目し,良い予測メカニズムを設計するのに重要となる目的と性質を強調する.

エージェント
  • Special Issue on Algorithmic Game Theory: Dynamic Incentive Mechanisms David C Parkes, Ruggiero Cavallo, Florin Constantin, and Satinder Singh
  • マルチエージェントの連続的意志決定問題における協調のためのルールを作る動的インセンティブ・メカニズムについての技術的でない解説.

動的インセンティブ・メカニズムの解説はマルチエージェント強化学習の研究でも参考になりそうです.

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少し前に,人工知能学会誌3月号が届きました.

人工知能学会誌, Vol. 26, No. 2

データ・マイニング
  • 特集 現場が主導するサービス・サイエンス データ・マイニング・ツールMUSASHIを基盤としたサービス・サイエンスへの取組み
    市川昊平, 中原孝信, 矢田勝俊
  • サービス・サイエンスを成功に導くために,マーケティング分野を対象にした成功例と失敗例に関する研究を示しながら,現場が主導するサービス・サイエンスの重要性を明らかにする.

  • 特集 現場が主導するサービス・サイエンス 病院情報システムに基づく診療サービスの創出に向けて—データ・マイニングによるアプローチ—
    津本周作, 平野章二, 阿部秀尚
  • 診療行為の電子化によって蓄積されたデータをマイニングすることで,これらの事象のパターンを抽出し,感染・事故を防止することが可能となってきており,マイニング技術の適用はデータに基づいた病院管理という新たな展開を生む.これらの研究成果およびデータ・マイニングに基づく病院情報システムでの新たなサービスの創出について概説する.

機械学習
  • 会議報告 ACML 2010会議報告
    松井藤五郎
  • 2010年11月8日から10にかけて東京工業大学で行われたアジア機械学習国際会議ACML 2010の参加報告.

  • 文献紹介 Wu, L., Jin, R., Hoi, S.C.H. and Yu, N.: Learning Bregman distance functions and its application for semi-supervised clustering, Advances in Neural Information Processing Systems, Vol. 22, pp. 2089-2097 (2009)(凸関数によって記述される多次元データ間の距離構造を学習する)
    藤本悠
  • 多次元データ間の適切な距離の尺度を,与えられたデータセットに基づいて学習するというチャレンジングな目的を掲げた論文を紹介.

生命科学
  • 特集 現場が主導するサービス・サイエンス 医薬品による有害事象の自発報告システム
    栄田敏之, 角山香織, 奥野恭史
  • 医薬品の副作用被害の実体とそれを最小限度にとどめるための本邦における精度を簡単に紹介するとともに,FDA有害事象自発報告システムの概要,ならびにここから有害な情報を導くための方法について解説する.

  • 特集 現場が主導するサービス・サイエンス 病院情報システムに基づく診療サービスの創出に向けて—データ・マイニングによるアプローチ—
    津本周作, 平野章二, 阿部秀尚
  • 診療行為の電子化によって蓄積されたデータをマイニングすることで,これらの事象のパターンを抽出し,感染・事故を防止することが可能となってきており,マイニング技術の適用はデータに基づいた病院管理という新たな展開を生む.これらの研究成果およびデータ・マイニングに基づく病院情報システムでの新たなサービスの創出について概説する.

ファイナンス
  • 特集 現場が主導するサービス・サイエンス 政策科学における行動モデリング
    竹村俊彦, 神津多可思
  • 政策分析の精度に関わる行動モデリングおよびその検証の重要性,可能性について説明する.そして,具体的事例として,我々が現在取り組んでいる預金引き出し行動分析を紹介する.

エージェント
  • 私のブックマーク ロボカップ・シミュレーション
    秋山英久
  • ロボカップ・サッカー/レスキュー・シミュレーションに関するページやリソースを紹介する.

ビジョン
  • 特集 宇宙探査と人工知能—宇宙の起源の解明に人工知能は寄与できるか?— カメラを用いた小天体の三次元形状復元
    出村裕英
  • 小惑星探査機「はやぶさ」の航行誘導班および理学研究者のジョイント・チームは小惑星「イトカワ」の『形』と『自転軸』を把握し,探査機運用に活かした.本稿では小天体一般の三次元構造復元について解説する.

特集はサービス・サイエンスと宇宙探査であまり関係なさそうでしたが,実際に読んだら関連する記事がたくさん載っていました.

私が書いたACML 2010の会議報告も載っています.

2月21日に東京大学で行われたオープン・ゼミ(金融実務者による講演)に参加しました. ラッキーなことに,この日は東京で共同研究の打ち合わせがあり,参加できました.

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一つ目の講演は,スパークス・アセット・マネジメントの水田孝信さんによる「理工系出身者が求められる金融の世界—人工知能技術を中心に—」というお話でした.

金融が(単なる金儲けではなく)社会にとってなくてはならない大切な仕事であること,そこで理系の人材が求められていることをわかりやすく教えていただきました.

参加していた学生からも,熱心に質問が寄せられていました.

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二つ目の講演は,PatSystems JapanのGuillaume Roux-Chabertさんによる「Why do we need derivatives?」というお話でした. (タイトルは違ったかもしれません.)

デリバティブ(金融派生商品),特に,先物取引について,その歴史と必要性を説明していただき,PatSystemsが開発しているオンライン取引システムについて紹介していただきました.

英語の講演だったため,通訳も一応ついていたのですが,通訳の人がわかる話に要約されてしまっていました. 英語がわからないと,こういうときに損します.

1月22日(土)に東京大学で行われた第6回SIG-FIN研究会に参加しました.

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招待講演では,マネーパートナーズの浮島大輔さんに,FX業務における課題と取り組みについてお話しいただきました.

FX取引の参加者(つまり,FX事業者の顧客)にとっては,いつ買って,いつ売るか(またはその逆)が最大の関心事になりますが,FX事業者にとっては,適切なプライシング,つまり,取引価格をどのように決めるかが重要になります.

顧客は大きな損失が出ると離れてしまう(FXから手を引いてしまう)ため,顧客が大きな損をしないように(もちろん,FX事業者も損しないように)プライシングする必要があり,そのために,顧客をクラスタリングや分類して,それぞれのグループごとに投資行動を予測したいとのことです.

顧客のクラスタリングや分類には,機械学習の技術が使えるだろうと思います.

この研究会では,私も,次の2件を共著として発表しました.

  • ニュース記事の見出しを利用した取引高予測の試み.
    吉田稔,中川裕志(東京大学),石田智也,中嶋啓浩(野村證券),松井藤五郎(中部大学),和泉潔,池田翔(東京大学),本多隆虎(早稲田大学).
    第6回人工知能学会ファイナンスにおける人工知能応用研究会(SIG-FIN), pp. 49-52 (2011).
    2011年1月, 東京大学, 東京.
  • 英文経済レポートのテキストマイニング分析ツールの開発
    余野京登,和泉潔(東京大学),後藤卓(三菱東京UFJ銀行),松井藤五郎(中部大学),陳昱(東京大学).
    第6回人工知能学会ファイナンスにおける人工知能応用研究会(SIG-FIN), pp. 53-57 (2011).
    2011年1月, 東京大学, 東京.

前者は野村證券と共同で行っている新聞記事から株式市場の動向を予測する研究,後者は三菱東京UFJ銀行と共同で行っている経済レポートから金利の動きを予測する研究についての発表です.

今回は強化学習に関する研究については発表しませんでした. 6月に盛岡で行われる人工知能学会全国大会(JSAI 2011)のオーガナイズド・セッションで発表します.

人工知能学会論文誌26巻2号の論文特集「2010年度全国大会速報論文特集」に2件の論文が掲載されました.

人工知能学会論文誌, Vol. 26, No. 2

強化学習
  • 複利型強化学習
    松井藤五郎
  • 複利のリターンを最大化する強化学習である「複利型強化学習」の枠組みを提案.

テキスト・マイニング
  • テキスト分析による金融取引の実評価
    和泉潔, 後藤卓, 松井藤五郎
  • 日限経済月報から将来の日本国債の金利を予測する手法について,実際のデータを用いて評価.

3月9日から11日にかけて本郷の東京大学で行われた情報処理学会全国大会の3日目に参加しました. 2日目も人工知能学会のパネル・ディスカッションに行きたかったのですが,娘が高熱を出したため断念しました.

この日は,朝から一日中「さきがけ」セッションに参加しました.

さきがけに採択された面白そうな研究がたくさん紹介されました.

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中でも,大阪市立大学の高田さんの「金融市場における相転移の時空間構造の自動抽出と予測」と筑波大学の佐久間さんの「実社会情報ネットワークからのプライバシー保護データ・マイニング」の話が聴けて良かったです.

東京大学の松尾さんの「ネットワーク理論と機械学習を用いたウェブ情報の構造化・知識化」の話は,スケールが大きくて詳細まではよくわかりませんでした.

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最後に,さきがけの研究総括をされている京都大学の石田さんと公立はこだて未来大学の中島さん,アドバイザーの方々によるパネル・ディスカッションがあり,さきがけはとても魅力的な制度だと感じました.

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12月13日に名古屋工業大学でPRIMA 2009併設の国際ワークショップMulti-Agent Simulation in Finance and Economics (MASFE)を開催しました.

マルチエージェントによる人工市場シミュレーションの研究者が集まって交流することができ,よかったと思います.

発表された人工市場シミュレーションの研究では,GAを用いてエージェントを最適化し,シミュレーションをより現実の市場に近づけていました.

そこで,GAでの最終的な母集団の多様性とか適応度関数の定義など,私も興味があるところをいろいろと議論させていただきました.

オーガナイザーの一人として午後のセッションでは座長を担当しましたが,前もって質問を準備しておかないと質疑応答の時間をつなぐことができず,たいへんでした.

ワークショップ終了後は,参加者の皆さんと「世界の山ちゃん」へ行って名古屋の名物を堪能しました.

人工知能学会誌11月号が届きました.

実際に届いたのは今月の初めです. ブログの更新が滞っていた間に届いたものがたまっていますので,ぼちぼちと紹介します.

今回の特集は「機械学習の科学研究への応用」と「深化するするHAI」です.

特集「機械学習の科学研究への応用」には,私が執筆に加わった解説記事「経済研究における機械学習応用」が掲載されています.

人工知能学会誌, Vol. 24, No. 6

  • 特集「機械学習の科学研究への応用」国文学の研究教育における機械学習応用
    福田智子, 竹田正幸
  • 文字列における頻出パターン・マイニングを和歌集に応用の話.

  • 特集「機械学習の科学研究への応用」代数学・数学基礎論における機械学習応用
    マシュー・デ・ブクレト, 徳永浩雄, 山本章博
  • 代数学・数学基礎論で捉えた正例(のみ)からの学習の話. 超難解.

  • 特集「機械学習の科学研究への応用」経済研究における機械学習応用
    和泉潔, 貝原俊也, 松井藤五郎
  • 時系列データ分析,経済テキスト分析,仮想市場モデルなどの話. 私は3章の時系列データ分析を担当.

  • 特集「機械学習の科学研究への応用」化学への機械学習応用
    佐藤寛子
  • 化学反応の分類と分子の性質予測の話. KDD Cup 2001, 2004の話は全く出てこない. 化学ではないのか,それとも相手にされないのか.

  • 会議報告 IJCAI-09
    岩田具治
  • 採択率は331/1,290=25.7%,内,機械学習に関する発表は66件. 機械学習分野では半教師あり学習の話題が多かったとのこと.

ACM学会誌9月号のお知らせが届きました.

表紙の見出しは「The status of the P versus NP problem」です.

Communications of the ACM, Vol. 52, No. 9

  • Editor's letter: The financial meltdown and computing
    Moshe Y. Vardi
  • 今回の金融危機の原因のひとつが複雑すぎてだれも理解できず,危険性も限定的にしか評価できないような信じられないくらい高度化されたグローバルな金融システムであることを指摘し,我々(コンピューターに関係する科学者・技術者)はそれを生み出した「情報技術」には社会的な影響力があることを理解すべき(だから,もっと分かりやすさを重視してシステムを作るべき)だと主張している.

  • Technical perspective: They do click, don't they?
    Marc Dacier
  • スパム・メール・マーケティング・マイニングについての解説.

    本題からはそれるけど,コンピューター・サイエンス(とくにセキュリティ分野)の分野の研究者は,他の人が同じ結果が得られるような実験を準備しなければならないという風潮があるが,これは「チェンジ」すべきであると主張している. そうでない実験の結果からも学べることはたくさんあるというのがその理由.

  • Spamalytics: an empirical analysis of spam marketing conversion
    Chris Kanich, Christian Kreibich, Kirill Levchenko, Brandon Enright, Geoffrey M. Voelker, Vern Paxson, and Stefan Savage
  • スパム・メールのコンバージョン率を調べてスパム・メール・マーケティングの効果を分析した研究. これもデータ・マイニングの応用例のひとつ.

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9月12日(土)にお台場の産総研でSIG-FINの第3回研究会を行います.

プログラムは下記の通りです.

招待講演として,スパークス・アセット・マネジメントの水田孝信さんと小林悟さんに「機関投資家が人工知能に期待すること」についてお話しいただきます.

実際の金融の世界と触れ合う機会の少ない研究者にとっては,現場のニーズを知る大きなチャンスだと思います.

その他,一般募集によって集まった研究発表が12件あります.

みなさまお誘い合わせの上ご参加いただければ幸いです.

詳しくはこちらの公式案内のページをご覧いただきますようお願い申し上げます.

よろしくお願いいたします.

プログラム

(一般発表は 発表20分, 質疑応答5分)
9:30 開場
10:00-10:50 セッション 1: テキスト・マイニング
  1. インターネット株式掲示板の投稿内容を用いたファクターモデルの検討
    阿部有希, 梅原英一, ○諏訪博彦, 太田敏澄
  2. テキスト情報による金融市場の逐次外挿予測
    ○和泉潔, 後藤卓, 松井藤五郎
11:00-11:50 セッション 2: 人工市場, ゲーム理論
  1. 人工市場を用いた株式市場における空売り規制の有効性分析
    ○八木勲, 水田孝信, 和泉潔
  2. 進化ゲーム理論を用いたオプション市場分析
    ○吉川満
11:50-13:00 昼食
13:00-14:00 招待講演
14:05-14:55 セッション3: 意思決定,行動ファイナンス
  1. FXディーラーの意思決定法の比較と考察—FXの現場からAI研究者への提案—
    ○福住敞綱
  2. 株価モメンタムと出来高の関係と投資家の株価トレンド追随行為
    ○三輪宏太郎, 植田一博
14:55-15:15 コーヒー・ブレイク&ビジネス・ミーティング
15:15-16:30 セッション 4: 市場分析,データ・マイニング
  1. 板情報を用いた市場変化の分析
    ○西岡寛兼, 鳥海不二夫, 石井健一郎
  2. 金融市場の網羅的高精度データを用いた市場状態の定量化
    ○佐藤彰洋
  3. Bank Run Modeling and Deposit Withdrawal Estimation for Financial Crises
    ○Katsutoshi Yada, Takashi Washio, Yasuharu Ukai, and Hisao Nagaoka
16:35-17:50 セッション 5: 機械学習
  1. Advances in Portfolio Optimization by Genetic Algorithms
    ○Claus Aranha and Hitoshi Iba
  2. ファイナンスのための強化学習
    ○松井藤五郎
  3. 進化計算手法に基づく外国為替の自動取引
    ○藤原健太,伊庭斉志
17:50 終了
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